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公務員試験の過去問 無料の入手先とおすすめ問題集

2026 10/29
公務員試験
2026年9月15日2026年10月29日

公務員試験の過去問は、人事院が2023年度から2025年度分をPDFで無料公開しています。2024年度以降は改正後の出題なので、基礎能力試験30題・知識6題という形を実物で確認できます。

専門科目はほぼ全部、スー過去1冊を回しただけで受かりました。教養はそうはいかず、分野ごとに別の本を使っています。独学で3試験に受かった元公務員として、その回し方を書きます。

過去問は買うものだと思われていますが、効いたのは教材の種類より回し方のほうでした。

国家公務員試験については、人事院が2023年度から2025年度の試験問題を公式サイトでPDF公開しています。無料です。2024年度以降の問題は、基礎能力試験が30題に変わったあとのもの。改正後の出題を自分の目で確認するなら、ここがいちばん確実です。

書いた人 イザーク(元公務員の公認会計士試験合格者) プロフィール

この記事でわかること

  • 人事院が2023年度から2025年度の試験問題をPDFで無料公開していること
  • 2024年度以降の問題は改正後のもので、新しい出題形式を一次情報で確認できること
  • 過去問の役割は点数を測ることではなく傾向をつかむことだという使い分け
  • 問題集を3周する際に、間違いを2種類に仕分ける方法
  • 参考書の改訂版をいつ買い替えるべきか(教養は2024年以降、専門は旧版でも可)

この記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれています。紹介しているのは私が実際に使った本か、受験案内と出版社の情報で現行版を確認した本だけです。リンクの有無で順番を変えてはいません。

目次

過去問は公式サイトにある

人事院の採用情報NAVIに「試験問題例」というページがあり、2023年度・2024年度・2025年度の試験問題がPDFで掲載されています。対象は院卒・大卒程度で総合職、一般職、皇宮護衛官、法務省専門職員、財務専門官、国税専門官、食品衛生監視員、労働基準監督官、航空管制官、海上保安官。高卒程度と経験者採用試験も別に載っています。

市販の問題集をどこまで買うかは独学で使う参考書を現行版でまとめた記事に分けて書きました。これが効くのは、2024年度以降の問題が改正後のものだからです。基礎能力試験が40題から30題に減り、知識分野が6題になったあとの出題を、実物で確認できます。

市販の問題集は改訂が追いつかないことがありますが、ここは実際に出た問題そのものです。

やることは単純です。志望する試験の最新年度をダウンロードして、まず眺める。知識分野が6題しかないという話も、実物を見ると納得が早い。

ページ名が「試験問題例」である以上、全問が載っているとは限りません。その点は割り引いて使ってください。それでも、改正後の出題形式を一次情報で確認できる価値は大きい。

人事院 国家公務員試験採用情報NAVI「試験問題例」https://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/mondairei/mondairei_top.html

過去問の役割は点数を測ることではない

過去問を「実力テスト」として使うと、序盤は落ち込むだけで終わります。序盤の役割は別のところにあります。

過去問は仕上げに解くもの、という順番をよく見ます。逆だと思います。最初に眺めるほうが効きます。

  • どの範囲から、どれくらいの深さで出るのかを知る
  • 選択肢の切り方の型を知る。公務員試験の択一は、正解を選ぶより誤りを消すほうが速い
  • 自分がどこで詰まるのかを特定する

傾向をつかむための資料だと思えば、最初は時間を計らなくていい。要領をつかむほうが先です。時間を計るのは直前期に入ってからで間に合います。

とくに専門科目は、出題される論点の幅が思ったより狭い。数年分を並べると、同じ論点が形を変えて出ているのが見えます。そこを取りにいきます。

私の場合、専門は時間が余って、教養はぎりぎりで解き終わることが多かった。なので専門と教養で過去問集を使い分けていました。

問題集は1冊を回す

市販の問題集は、解説とセットで論点を潰す形になっているものが使いやすい。基礎の説明、問題、解説が1冊に入っていれば、参考書と問題集を行き来せずに済みます。

銘柄はどれでも大きくは変わらないと思っています。選ぶのに時間をかけるところではありません。

私は専門科目のほぼ全部をスー過去で通しました。独学で受かったのはスー過去のおかげだと今でも思っています。

ただし、これが当てはまるのは専門科目だけです。教養は1冊では通せませんでした。

専門科目

  • スー過去1冊を回し切る
  • ほぼ全科目をこれだけで通した

1冊で足りるかどうか

教養科目

  • 数的処理は導入に玉手箱を挟む
  • 自然科学・人文科学はレジュメと問題量の多いクイマスに変える
  • 自然科学の導入は高校生向けの「センター面白いほど」

専門は1冊を回し切る科目、教養は分野ごとに合う本を拾う科目。そう分けたほうが実際に近い。

回し方には順序があります。私がやっていたのは3周でした。

1周目 基礎だけを確実にする

各章の基礎説明と、易しい問題だけを確実に理解します。難易度の高い問題と、出題頻度が低いと表示されている論点は飛ばします。応用問題は基礎知識の上に乗っているので、基礎が固まっていない段階で手を出しても定着しません。

ここでは時間をかけていい。分からない場所は、図書館の専門書でも解説動画でも使って、理解してから次に進みます。

1周目に飛ばした範囲は、2周目で回収します。

2周目 できなかった問題を2つに仕分ける

2周目は全部の問題を解きます。そこで間違えた問題を、必ず2種類に分けてください。

  1. 1周目の知識があれば解けたはずの問題。これが危険な側です。基礎を使って考える訓練が足りていないので、同じ基礎から派生する問題を今後も落とします。問題と、その元になる基礎に戻って潰します
  2. 2周目で初めて出てきた細かい論点。こちらは出題頻度が低いことが多い。次に出たときに解ければ十分で、完璧にする必要はありません

この仕分けをしないと、すべての誤答を同じ重さで復習することになり、時間が足りなくなります。

3周目 忘却の確認

私のやり方だと、2周目でほぼ理解は済んでいます。それでも忘れます。

3周目は速度重視で、思い出せるかどうかだけを確認します。止まった場所に印をつけて、直前期の見直し対象にします。

改訂版はいつ買い替えるべきか

改訂版を買うべきかどうかは、科目によって答えが変わります。ここは2024年の改正で事情が大きく動きました。

参考書の改訂版を選ぶ目安
科目版の新しさ理由
教養(基礎能力)2024年以降のものにする知識分野が6題に縮小し、出題が「自然・人文・社会に関する時事、情報」に再編された。2023年以前の版は構成そのものが違う
時事必ず最新年度版扱う出来事が毎年入れ替わる
行政法・財政学新しいものを推奨法改正と制度改正、統計の更新が反映される
憲法・民法なるべく新しいもの民法は改正が続いている。古い版は条文の建て付けが違う場合がある
ミクロ・マクロ経済学数年前の版でも可理論の骨格が変わらない
政治学・行政学・社会学数年前の版でも可同上。ただし時事に接続する部分だけ補う

教養と専門で扱いが違うのは、2024年の改正で壊れたのが教養側だけだからです。国家一般職の専門試験は80題出題・40題解答、16科目から8科目という形が変わっていません。

だから専門の参考書は、中古や旧版でもある程度使えます。教養は逆で、古い版を使うと、もう出ない分量の知識科目を勉強することになります。

手をつける順番

STEP
人事院のサイトから、志望試験の最新年度の問題をダウンロードして眺める

解かなくていい

STEP
問題集を1冊決める

基礎説明と問題と解説が1冊に入っているものが扱いやすい

STEP
1周目は基礎だけ

難問と低頻度論点は飛ばす

STEP
2周目で全問

間違いを「基礎で解けたはず」と「初見の細かい論点」に仕分ける

STEP
3周目は速度重視の確認

止まった場所に印をつける

STEP
直前期に、時間を計って年度単位で解く

ここで初めて時間配分の練習をする

独学でいちばん効いたのは、新しい教材を足さなかったことです。

不安になると買い足したくなります。でも回した回数のほうが点になりました。教材を替えると、1周目のコストをもう一度払うことになります。

制度全体の形は 公務員試験の全体像 2024年改正後の現在地、知能分野の配分は 数的処理の比重は上がった 出題数から順番を逆算する にまとめています。

掲載年度と公開範囲は2026年9月時点のものです。人事院の掲載内容は更新されるため、利用前に最新の状態を確認してください。

掲載内容は人事院の公表資料に基づきます。学習方法については個人の受験経験に基づくもので、合格を保証するものではありません。

公務員試験
参考書 国家公務員 過去問
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この記事を書いた人

イザークのアバター イザーク

元公務員の公認会計士試験合格者。大学在学中に公務員試験に独学で合格し(財務専門官・特別区・国家一般職)、財務局で1年3か月働きました。その後、予備校を使って公認会計士試験に合格(令和4年)。監査法人、税理士法人を経て、現在はIT企業の代表としてシステム導入などを手がけています。記事の数値と日程は、人事院や各自治体の受験案内、公認会計士・監査審査会の公表資料など一次資料から取っています。 詳しい経歴は運営者情報にあります。

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イザーク
公務員試験・公認会計士試験 合格
公務員試験(独学)と公認会計士試験(予備校)、両方に受かった人間が書いています。財務省、監査法人、税理士法人を経て、現在はIT企業の代表。
数値と日程は受験案内などの一次資料から取り、合格体験記ではなく判断を変えた記録を残しています。
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